自然災害リスク軽減研究センター

可変勾配水路(テーマ3)

設備の概要

 本設備は,幅60cm,深さ40cm,長さ19mのガラス壁を有する水路であり,水平~1/30勾配(1.9度相当)に傾けることができる.屋外には低水槽,高水槽,ポンプ,沈砂槽,排水路が設置され,流水は循環式となっている.なお,低水槽から直接電磁流量バルブを通じて水を供給すれば流量を電子制御でき,実河川の出水時などを想定し供給流量を変化させることが可能である.本設備は,比較的水路幅と長さが確保されているために,基礎的な水理実験から流砂,中規模河床形態の挙動を再現,計測することができる.

急勾配水路の全景